1.出会い?

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1.出会い?

「おーい!神??どういうことだ?聞いてないぞ!」 隼一郎は必死に叫んだが、もう神にその声は届かない。 「誰かぁ!!」 助けを求めていると……。 「だ………のこ…がきこ……たような。どなたですか~?」 隼一郎の声を聞いて、誰かが近づいて来た。 「ん?こんなとこに剣がある……」 誰かとは、 金色の長く鮮やかな髪、薄暗いこの空間の中でも輝いて見える。 そんな少女だった。 隼一郎は声をかけようとしたが、少女に見とれてしまったのもそうだが、この姿で驚かせてはいけないと思い、様子を見ることにした。 彼が呼んだのにも関わらず…。 「これってあれかな。エクスなんとかとかいう聖剣的なやつかな?たしかこういうのって勇者とかじゃないと抜けないとかじゃなかったっけな」 そんなことを言いつつ、少女は目の前の剣に手を掛けた。 「ん~~。ダメだ抜けない……」 隼一郎は心の中で思った。 (おいおい、抜けねぇのかよ。ってか普通に痛ぇよ) 人間で例えれば、足を固定されて頭から上に引っ張られてるようなものである。 背骨を抜かれるかのような痛みが走る。 「この剣抜ければ、魔王倒せるかもしれないのに……。そうすれば現実に……」     
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