1.出会い?

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「浮いてる!?」 「えっ!?また声が……」 また思わず声を出してしまった隼一郎。 「この聖剣から聞こえた……ような」 少女はさすがに気づいたようだ。 「ど……どうも」 「剣がしゃべった!?」 「あの……、えーなんと説明すれば…いいやら。元は人間……なんですよ。はい」 「私みたいに神って人からここで魔王倒してくれって感じですか?」 以外なことに少女は、驚きはしたものの怖がったりはしなかった。 「あ、そうですそうです!俺は神城隼一郎、ちなみに17歳です。よろしく」 「私は宮島七花(みやじまななか)。同じく17歳。よろしく」 自己紹介が終わると―。 「ん?なんか体が熱い……」 剣(隼一郎)を光が包んだ。 折れて台座に刺さったままの剣先が、光の粒となって蒸発すると、七花の持っているもう片方(隼一郎)の折れた先に、それが集まっていった。 しばらくすると剣は元通り、あたかも台座から抜いたかのようになった。 ちなみにこれが隼一郎の特殊能力。 折れると強くなって復活する剣なのである。 「まぁ、まぁ~こういうのもなんだが、俺はこんな状態だ。剣だけでは当然なにもできない。だから俺を……その…使ってくれないか?」 七花が少し固まったようにも見えたが、     
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