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「ユーナ。レッツ プレイ」
そんなある日、海が私に近づいて笑った。ムカつくくらい澄みきって見えるブルーの瞳をぎりっと睨みつけ、私は無視を決め込む。
「ヘイ、ユーナ」
「ユーナ アソブ」
海は覚えたての日本語を織り交ぜ、身振り手振りも交えてしきりに私を誘う。
「ユーナ アソベ」
「ユーナ ユーナ」
「うるさいな! あたしはユーナじゃなくて、ゆいなよ!」
腕を掴む海を力任せに振り払った時、ガン!!と、ものすごい音がした。
「あっ!」
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