プロローグ。

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僕は、西園寺龍聖(さいおんじ りゅうせい) 小学5年生だ。 僕には、双子の妹・心愛(ここあ)が居る。 そして不思議な力を持っていた。 その力は、千里眼と言い 遠くのモノを見たり未来や過去を見透すことが出来る。 しかし、それだけではない。 それは……。 「龍聖。そっちは、終わったか?」 落ち葉の掃除をしていた父さんが こちらに来た。 今は、秋の季節。 家のお寺……庭園には、たくさんの落ち葉が落ちていた。 今日は、日曜だから父さんと庭掃除をしていた。 「はい。父さん」 「心愛の分を集めたら この落ち葉で焼き芋を焼こう」 「そうですね……うん? 父さん。心愛が友達を連れて来たようだよ?」 チラッと見る。 見える……心愛が また新しい友達を連れて来たのだが ただ人ではないけど……。
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