明日は個人戦

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何とか、生き残ることができた“私”だが、 家に帰ると、 「あっ君が(りん)さん?」 教室にいた男の子がいた。 「えっと、あなたが(つかさ)君……だよね?」 一昨日(おととい)、お父さんから、同年代のいそうろうが、来るとのことで、ウキウキしてたが、 一向(いっこう)に家にいないので、今日(あらた)めて顔を合わせた。 ソファーに(こし)()けると、 「凛さんは、生き残った?」 「うん、生き残ったよ。 司君は?」 「ああ、俺も生き残った」 「え?そっちはどんな感じだった?」 「んー、てっきり一人勝ち抜きだと思って、(あせ)っていたけど何とか生き残った」 「あ、そういえば司君、一昨日早く帰ったよね、用事があったの?」 「いや、もう学校終わりかなって……」 「あ、知らないと思うけど。 明日、個人戦やるよ」 司君がきょとんとした顔をしながら 「ル、ルールは?」 「次は、違うVR機器で、武器のカスタマイズとか、あと……これが重要なんだけどね」 異能が使用できるらしい。
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