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──レオンの自己紹介から少し経ち。
現在は昨日の説明の補足や、ルカの部屋に来る直前までのことなどを、レオンがエディから説明されています。
その説明の中で特に食いついたのが、少し前に幼子の名前が決まったという話題で。
「えっ、名前決まったんすか!?なになに、聞きたいっす!」
昨日の時点では名前など決まっていなかったので、レオン自身彼女をどう呼ぶべきか悩んでいたのでしょう。
興味津々、というのは彼のためにある言葉と思うほど目を輝かせるレオンに、エディが苦笑して口を開きます。
「その子の名前はね、“メル”だ。もう少し早く戻ってれば名付けの瞬間を見れたんだけどねぇ。……ちなみに、名付け親はルカだよ」
「なるほど、“メル”、っすか。…ルカはメルの花から名前を貰ったんすね。この子にとっても似合いの、素敵な名前だと思うっすよ!」
ルカってロマンチストな面もあったんすね、なんて笑いながら視線を向けられたルカが、言いようのない気恥ずかしさに金灰の瞳を明後日の方向へ逃がします。
そんな様子にレオンはニヤニヤ笑いを、エディは苦笑を浮かべますが。
3人の中心にいるのに、レオンの自己紹介以降ポカン、…というより、どこかぼんやりしている様子のメルに、自然と大人たちの視線が集まります。
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