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中に入ると数人がけのテーブルが中央に置いている。周りには
学校で使用するいろいろなものが置いている。だが埃を
かぶっているものも多くほとんど使われていないようだった。
テーブルも数日使われていないのか薄っすらと白くなっていた。
花蓮はそれに気づき台拭きで埃を払いとる。
「一体なんの部活だ?」
透馬は不思議な表情で周囲を眺める。だが奥にあるポスター
に目が止まる。そのポスターは薄暗い空に大きな光り輝く
円盤が映されている。下には大きな文字で
――They are there――(彼らはそこにいる)
と書かれている。その時ちょうど扉が開き何者かが入ってくる。
「ごめ~ん。花蓮。遅くなっちゃった」
ボヤキながら入ってきたのは花蓮の親友いちかだった。
「いいよー。いちかあたしも今来たところだから」
2人はお互い顔を合わせる。いちかはすぐに違和感に気づき
目線をもう一人に向けた。
「あぁ、転校生の栗須くんじゃん。初めまして。湊いちかだよ」
いちかはにっこりと満面の笑みを浮かべて手を差し伸べた。
透馬はそれに答え軽く握手をする。
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