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ミッチはダニーの店でロブとグレイシーと別れたあと、カナのアドレスをゲットした。
『カナはどこの大学に？』
『ウェスト・ピーチ大学よ。国際学部で諸外国の文化や経済の成り立ちを学んでいるの』
『ウェスト・ピーチ大学か！優秀なんだね、カナは。俺は地元のスキットフィールド大学さ。一応、経済学部だよ』
ミッチは少し歯切れの悪い話し方をした。
カナはミッチの表情が少し曇った事に気がつき、心配そうな表情を浮かべる。
そんな時、不意にカナのスマホに着信音が。
恐らく日本のアーティストの歌だ。
『もしもし、はい。わかりました。すぐに戻ります』
『カナ？』
『ごめんなさいミッチ。ルームメートから明日提出のレポートの手伝いを頼まれていたの。すっかり忘れてて…。悪いんだけど、今日は帰るわ』
『そうか、今日は楽しかったよ。また連絡して良いかな？』
『もちろん！いつでも気軽に連絡してね！』
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