第2章 ダニーの店で

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ミッチはカナと一緒に走っていた。 お互いの価値観を話す内に意気投合したのだ。 ミッチはカナをダニーの店に誘うと、最初は悪いからと断るが、ミッチの少し強引な誘いに乗ってくれたのだ。 公園を出て更に5分ほど町を走ると、いかにも老舗と分かる趣のあるレストランが見えてくる。 老舗と言っても値段はリーズナブルで、地元の若者が良く来ている。 看板メニューは店主のダニー特製フレンチトーストである。 バターの香りが程よく、特別に取り寄せているメイプルシロップをかければ最高の朝食になる。 さらにコーヒーにもこだわりがあり、数十種類のコーヒー豆をブレンドすることが出来るのだ。
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