命の危険

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「えっ、何だよこれ……」 ドアを開けたオレたちが見た光景は、想像を絶する地獄だった。 床や壁や天井に飛び散っている血の跡。 床には身体中を引きちぎられて殺されている無惨な死体が複数転がっていた。 そして、悲鳴を上げる人間を襲っていたのは、人間の1.5倍の大きさはあろうかという怪物。 その姿は、人間のようでもあり、野生のゴリラのようでもあり、オレたちが今まで見たこともない生き物だった。
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