命の危険

21/32

58人が本棚に入れています
本棚に追加
/160ページ
「泰雅、ここはヤバイよ。 逃げようぜ」 彩斗はそう言ったけど、オレはあまりの衝撃的な光景に足が震えて動けなかった。 人間の体って、こんなにも簡単に壊れて、魂を失うんだ。 生きてることと死ぬことの境目なんて、本当は薄い紙切れ一枚くらいの差しかないかもしれない。 魂を失った肉の塊は、本当に無惨でおぞましい。 もしかしたら、オレたちがたどり着いてしまったこの島には、他にもこんな怪物がいるのだろうか?
/160ページ

最初のコメントを投稿しよう!

58人が本棚に入れています
本棚に追加