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ミサトは臆することなく宇宙人に質問する。
「ねぇねぇ、宇宙人さん!お聞きしたいんですけど・・私達の会話・・・話がわかるの?」
“ワカル・・・デス”
自分も恐る恐る聞いてみた。
「あの~、今、話したのはミサトです。
俺は・・・私の名前はリョウです。
あなたの名前は?・・・どこから来たんですか?」
”ミサト・・・リョウ・・・ワタシ・・・ナマエ・・・ナイ・・・ウチュウ・・・ベツ・・・セカイ・・・キタ・・・”
「やっぱり宇宙人なんだぁ!すご~~~い!」
ミサトは楽しそうにはしゃいでいたが、自分は
混乱していた。
「ちょっと俺、状況を理解できてないんだけど・・・ミサト頼むわ」
矢継ぎ早にミサトが質問する。
「わかった!!あのー、宇宙人さん、名前が無いって言ったけど、どうやって仲間の一人一人を区別してるの?名前が無いと困るでしょ?」
“ワタシ・・・ゼンブ・・・オナジ・・・ヒトリ・・・ヒトツ・・・デス”
「つまり・・・この顕微鏡で見えてる青い丸の目玉と棒、全てまとめて宇宙人さん一人って事なの?」
“ココ・・・ミナイ・・・ココ・・・イナイ・・・カラダ・・・ワタシ・・・デス”
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