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ピピッ ピピッ ピピッ
携帯のアラームが薄暗い部屋に鳴り響いた。
「ん、む……」
この時間が一番苦痛だ。
なんとかアラームを消し、またしばらく布団の中で葛藤する。
4月になっても朝はまだ寒く、布団から中々出ることができない。
布団の心地よい暖かさでまたウトウトしてきた頃。
「若葉~!遅刻するよ起きて!!」
「寒っ!!わかったよ~」
私の部屋に突如入り布団をもぎ取ったのは、木村花子。
私のルームメイトだ。
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