エピローグ 22歳 10月

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もうすぐ到着しそうだということをメールで伝える。 アパートが見えてきたとき、 『ポストに合鍵隠してるんで先上がっててください。』 と返信がきた。 尚子はバイトに行っており、まだもう少し時間がかかるようだった。 アパートに着き、階段を上がる。 教えられた部屋番号のポストを探ると確かに合鍵があった。 …一人暮らしでこれって危なくないか? 疑問に思いながらも鍵を開けて中に入る。 白基調のシンプルなデザインで、ロフトも付いているお洒落な部屋だった。 少し散らかっているところが、尚子が住んでいるということを感じられ嬉しくなった。
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