プロローグ 18歳 10月

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『春人くんと付き合うことになりました。』 送られてきたメールを見てしばらく動けなかった。 ほんの少しの可能性を信じて待っていた。 しかし彼女は私の元から去って行った。 あれだけ思い合っていたことが嘘のように、彼女は男から言い寄られるとすぐに心変わりしてしまった。 結局男には敵わないんだとこのとき気づいた。 私は、人を好きになること、信じることができなくなってしまった。
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