第2話 心臓の行方

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和希『名前が一緒だなんて不思議だな。出来れば会って話してみたかったな…ありがとな助けてくれて。…てかなんでこの病院に来るのに3時間もかかんだよ!うちの親は…何してんだか笑』 そうして時間が経つのをじっと病室のベッドの上で待っていた。そうして3時間半程経ち病室に誰かが入ってきた。 和希『おっせーよ!息子が事故ってんのに何やって…て、あれ?誰ですか?』 そこに現れたのは、東城和樹の母親、東城亜樹だった。 亜樹『何言ってんのよ!打ち所でも悪くて母親の顔も忘れたの?自分の名前わかるわよね?』 和希『わかりますよ?東城和希ですよ。』 亜樹『そうよ!『東城和樹』!わかってるじゃない。』 和希『そりゃまあ自分の名前なんで…』 亜樹『美月ちゃんも和樹と話してあげて。』 美月『和樹…ごめんね?私が渋谷に行こうなんて行ったから…』 和希『いやいや、俺は君の事全く知らないんだけど…謝る人間違えてるでしょ?』 美月『本当にごめんね?こんなに混乱するほどの事故に合わせちゃって…』 和希『まあとりあえずは生きてるからほんと気にしなくていいよ?』 亜樹『和樹!美月ちゃんにそんな言い方は無いでしょ!それに顔もこんなにむくんで!ずっと寝てたんでしょ!顔でも洗ってきなさい!』     
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