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和樹『ご、ごめん…美月歩くの早いよ。そんなに急がなくてもまだ時間あるから!』
美月『こんなんで疲れてたら、今年もピッチャーのレギュラー取れないわよ!』
和樹『それとこれは別でしょう…』
美月『口答えしないの!良いから急ぐ!』
和樹『はぁ…わかったよ。』
この2人は埼玉県の秩父市から渋谷に買い物に来ている高校2年生の北川美月とこの物語のもう1人の主人公東城 『和樹』である。
和樹『それにしても、こんなに買い込んで田舎に住んでる僕らにはお披露目する機会なんてそんなに無いよ?』
美月『バカねぇ!女の子はそういう問題じゃ無いのよ!ほんと和樹は女心分かってないんだから!』
そういって美月は余計に歩く足を早めた。
和樹『どうせ僕は何も分かってませんよ…』
美月『なんか言ったぁ笑?』
和樹『げ、地獄耳かよ。な、なんでも無いよ!』
美月『なんでも無いなら早く来なさいよ!』
和樹『うん!美月も僕の気持ちなんてわかって無いくせに…』
そうして2人は買い物に明け暮れた。
場所は変わって渋谷にあるカフェ。
和希『…てなわけでさ!俺は絶対向いてないって先輩に言ってんだけどさ!』
健太『でも実際に陸はそういうの向いてると思うよ?何ていうか兄貴肌っていうかさ?先輩も何か悪気があって陸に頼んだんじゃ無いはずだぜ?』
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