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和樹『押し切った!?あー…ここの信号行きも通ったけど歩行者の信号中々変わらないんだよなぁ…』
健太『うわ!付いてねぇここの信号5分は変わらないぜ?駅の中通っていくか?』
和希『バーカ!中通っても、時間は変わらねんだぞ?だったら歩くより止まって待ってた方が体力使わなくていいだろが!』
健太『まあそれもそうだな。』
そうして各々にこうして今日という日は終わっていくものだと思っていた。しかし、
和樹『ねえ?美月…彼処にいる子供…』
美月『え?』
和希『おい!健太!あの子供ボール追ってて赤信号に気付いてねんじゃねえのか!?』
健太『は?どこ?』
和樹『やっぱり…』
和希『気づいてねぇ!』
和希 和樹『助けねぇと!助けなきゃ!!』
美月『ちょ!待ってよ!』
健太『ばか!赤信号だぞ!』
反対側から子供がボールを追いかけて遂に交差点に入ってしまった。それに気づいた2人は走って子供の元へと救出に向かった。
和希『くそ!間に合え!』
和樹『早く気づいて!』
しかし子供は余程ボールに夢中か全く気付かない。親も出てこない。2人はいよいよ助けられるのは自分たちだけだと悟った。
和希 和樹『うおおぉ!!!』
ドン!!
2人は子供を道路の外側に押し出すことに成功した。
和樹『よかった…え?』
和希『ま…じ?』
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