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「牛乳を飲みなさい。お腹一杯ね。」笑う陽葵ちゃん。どうやら気にしてはいないようだ。
だが…、給食で毎日出てるんだから、それで大きくなるなら、小中学生みんな巨乳だよ。
「そろそろじゃない?」
「遅いくらいよ。」
二人はボソボソ話してそそくさと離れていった。
?となる私と唯ちゃん。
と同時に隣の扉が開いた。
えっ、ここって貸切りよね?私達以外に入ってくる人?
「うわぁ、兄ちゃんでかいですよ!」
「お前の家の風呂もでかいだろ?」
「いやぁ、うちより…。えっ?」
と言ってこちらを見た椿と目があった。
ということは?
「んっ、どうした…。えっ、月島さん?唯?」
やっぱりりりりりりりりりりり!
ど、どうして裕ちゃんと椿が?
「ね、姉ちゃん?それに唯ちゃんも?」
「えっ、なんで椿くんの声が?」ちょうどシャンプーをするために、頭からシャワーを流していた唯ちゃん。目をつぶっているので姿は見えないようだ。
「やられた…。」裕ちゃんはしまったという表情。
「どうしたんですか?」タオルで必死に隠して聞く。
「あかねとひまりに5分たったら入れと言われた。ガスの調整とかで…。こういうことだったのか?あいつら(怒)」
「とりあえず座ったらどうですか?」呆然と立ち尽くす裕ちゃんに声をかける。
一方。
「…。」
「…。ごめんなさい。」椿が唯ちゃんに頭を下げまくっている。知らなかったとは言え、お湯をかけている唯ちゃんの体を凝視したのだ。罪は消えまい。
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