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「そりゃさ、あかねちゃんと、ひまりちゃんが悪いと思うけどさ。」プンスカ怒る唯ちゃん。
「ごめんなさい。」ペコペコ情けない弟。こりゃダメかも…。
「はい。」といってシャンプーを渡す唯ちゃん。
「???」な弟。
「罰として…。私の髪洗ってよ。」
「えっ、いいの?」
「もう、恥ずかしいんだから…。早くして。」
真っ赤になりながら髪を洗ってもらう唯ちゃんと洗う椿。
「唯の髪綺麗だ。」「ち、ちょっと、兄ちゃん達もいるのよ。」
「ゆい、今年の全国大会必ず優勝するよ。」
「去年も優勝したじゃん。椿君大活躍だったよね。」
「ありがとう。けど、兄ちゃん達がいたからな。そして得点王もとる。」
「去年は早瀬さんにとられちゃったからね。椿君なら出きるよ」
「優勝したら、僕のところに来てほしい。大切な話がある。」
「えっ?それって…。うん、わかった。」
二人は無言になってしまった。
椿、覚悟を決めたのね。
「月島さん、めをつぶって。」
んっ、裕ちゃんから。なんだろう?
目に入らないように優しく私の髪にお湯をかける裕ちゃん。ま、まさか?
「俺も月島さんの体みちゃったからな。そのお礼…。あっ、違う。」
裕ちゃんを見ると真っ赤だ。
「お礼ってなんですか?もう。」恥ずかしさに私も赤くなる。
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