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「諦めてくれるまで相手の気分を害さないように、気持ちがないと伝え続ける。それしかないんだ。」
「うん。」
「毎日迫られて、精神的に参ってたんだ。このまま夕貴が来てくれなかったら、心が折れて受け入れてしまいそうだった。
もう大丈夫、夕貴をいっぱい充電したから。」
「高村くん」
思わずコップを置き、抱きついた。
失いたくない
絶対私が支える
そんな気持ちに突き動かされて、高村くん形のいい唇を奪った。
ぎこちなく入れた舌を高村くんが弄び、彼の膝の上に乗せられて、再び官能の渦に飲み込まれていった。
いつもと違う愛し方
絶景の景色を前に絡み合いもつれ会う
崩れ落ちそうになる私を支えながら高村くんは上手に私を快楽に導いてくれた。
高村くんの膝に股がるように座ったまま、力なく項垂れる私をずっと抱き締めて頭を撫でてくれる。
「食べてしまいたい。
ずっと俺の側にいてな。」
「うん、愛してる。」
力の入らない私をベッドに運んでくれた。
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