第一章 I bet my life!

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Knifers High!  画面に連続ナイフ攻撃のボーナスが表示される。ナイフの一撃は、軽い。  だが、止まらない。次々撃ち込まれる軽い斬撃。フォートレス級に為す術はない。  大量の体力ゲージを抱えるフォートレス級が見る見る減っていく。 「アビリティ Last resort 1」 1ドットだけHP(体力)を残して生き残るアビリティを田中は発動させた。 フォートレス級が爆発した。空中のスナイパーが、味方のフォートレス級を撃ち抜いたのだ。爆発装甲が反応する。 「機体軽量化のためにぎりまで装甲けずったから」 「あーあ。HP1ドットから逆転できるのは理論上だけど、どうするんだ。ナイファーがスナイパー相手に」  双子がため息をついた。ナイファーの攻撃距離は短い。スナイパーには、いい的だ。 爆発に巻き込まれた田中の機体のHPが1になっている。 動きを停止したフォートレス級の機体に次々と弾着する。 田中機がフォートレス級の影に隠れた。 「フォートレス級沈黙しました」  フォボスの合成音に、田中が答える。 「マシンスレイブ起動」 ウインチワイヤーがフォートレスの頭部に突き刺さる。 「フォートレスのレーダー全開アンチステルス弾散布」  田中機のフォボスがフォートレス級のコントロールを掌握する。 「フォートレス乗っ取りやがった」     
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