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練習が始まり唯斗はバッティング練習のとき高木さんと同じグループになった
「おい、片桐。俺とトスバッティングしねえか?」
「は、はい!お願いします!」
唯斗は高木さんとトスバッティングをはじめた
カンッ!
カンッ!
高木さんは、強くて鋭い打球をネットに飛ばしている。高木さんが打ち終わると、ボールを拾い集める。そのときに唯斗は、合宿について聞いてみようと思い高木さんに話しかけた
「あの高木さん。なぜうちの野球部は合宿が無いのでしょうか?」
すると高木さんの表情が変わった
「あー、ついに聞かれちまったか。実はな、何年も前は合宿があったらしい。でも、合宿場でうちの選手だった1年生が自殺したらしいんだな」
その話を聞くと唯斗の背筋がゾクゾクとした。東教大附属には、部活が合宿するための合宿場がある
「う、嘘ですよね…?」
「嘘じゃねえよ。先輩に合宿中いじめられたらしく、それで合宿場のトイレで」
おい!高木、片桐!早く集めてトスバッティングしろ!
岡監督が2人を注意する。高木さんと唯斗は返事をすると話を辞めてボールを集める
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