10話 一瞬の夏、一生の記憶

10/49
前へ
/334ページ
次へ
練習終了後、唯斗はブルペンへ向かった。しばらく待っていると、笠原さんと山口さんがやってきた 「お疲れ様です!よろしくお願いします!」 唯斗は2人に挨拶する。笠原さんが返事をするように片手を挙げた。唯斗は、2人のもとに行く 「よし、シュートのスペシャリストを連れてきたからな」 笠原さんは隣の山口さんを指差した 「どーも、シュート投げのスペシャリスト山口です」 山口さんは少しふざけた感じてそう言った 「こいつシュートだけはいいから、片桐もきっと投げれるようになるんじゃないかと思って連れてきたんだ」 「おい、コラ!シュートだけってなんだよシュートだけって!」 「だって本当にそうじゃん。ほら、片桐も笑ってるし」 笠原さんに言われ唯斗は、笑うのをやめた 「おい、何笑ってんだよ片桐」 山口さんは、冗談でそう言って唯斗は「すみません」と謝った
/334ページ

最初のコメントを投稿しよう!

114人が本棚に入れています
本棚に追加