2章

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そして、意外にも一緒に仕事をするチャンスは早く訪れた。 ある日、高階課長から呼び出しがあった。 「新規の企画があるということでプロジェクトがたちあげるから。各自気持ちを引き締めてのぞんで欲しいんだ。コンセプトは資料を読んで」 新規企画のメンバーは高階課長・私、成瀬先輩、澪の4人がメンバー。 それぞれ役割分担をして新商品開発をする。 しかも今回は初めて地元のデザイナーを起用してのノート・ペンケース・クリップなどのステーショナリーを手がける。会社としても、地元のデザイナーで、女性をターゲットに新商品と作るのは今回が初企画になるので力を入れているそうだ。コンセプトは、オフィスでも日常でもおしゃれにつかえるデザインのステーショナリーだ。 「がんばろうね、ひな!」 澪と仕事ができるのは初めてだから、力が入る。 プロジェクトを成功に試験的すればに販売。好感触なら、ラインナップを増やしていく計画だ。 女性向けの新商品ということで 「結果をだしたいね、澪、がんばろうね」と声をかけた。 新しい仕事で抜擢された これは頑張るしかない! サポートには高階課長がついてくれている、早くこの企画を立ち上げたいと、契約をとってきたいとわくわくしていた。 高階課長から 「さて、若宮さん早速だけ若宮さんは成瀬君と組んで、取り組んでもらいたいんだ。香坂さんはデザイナーとの打ち合わせにはってもらいたいの。進捗管理は僕が管理する」といわれた。 高階課長からは、「前に組んでいたから、成瀬君のやりかたについていけるだろうし、僕もサポートとするよ」とさりげない心使いの言葉があって嬉しかった。
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