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Ⅵ 最後の夜
この日の夜からエルドラは毎日アスランを買った。連日アスランが気を失う寸前まで何度も抱き続けた。
もう10日続けて買われている。アスランの体力ももう限界だった。
「いっ…やぁッ!もぉ…許して…!ああぁっ!」
「…っ!俺がアールトンに戻るまで何度でもいいと言ったのはお前だ…交渉は成立している…それに…」
エルドラは身体の角度を変えて、更に深くアスランの中を抉るように動く。
「ひぁッ!ああぁッ…!」
「ココはまだ欲しがってるじゃないか…流石にこれだけ抱かれていると感じるようになってきたようだな…」
「もッ…!もうっ…はぁ…!んんっっ!」
エルドラはそのままアスランの中に欲を吐き出した。
肩で大きく息をして倒れているアスランにエルドラは声をかけた。
「…予定より少し早く…明後日アールトンに戻る事になった。……お前との契約は明日で最後だ」
『最後』という言葉にビクッとアスランの肩が大きく揺れた。しばらくしてアスランは息を整えると
「………分かり…ました……」
と小さく一言だけ答えた。無理矢理立ち上がり服を着ると、ベッドサイドのテーブルに置かれた袋を取るとフラフラとドアに向かう。
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