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「またかなり違う職種ですね!」
「でしょ? いろんな国のアラカルト弁当とかをね、出そうかと」
「あー。翻訳で関わってる在沖の外国人も多いですもんね」
「そうそう。でもさ、やった事ないじゃない?」
「そうですね。自分のお弁当ならまだしも、商品ですもんね」
「でさ、無理かーってねぇ」
朗らかに笑ってお話なさっていましたが、2年、苦しい時期が続いたそうです。
「うちなんて小さい会社、半年しか持たなかったよ」
ここ数年、海外からの観光客も増え、居酒屋からメニューの翻訳を頼まれる事もあり、変わってきたと言います。でも当時のことを思い起こすと、もう二度とあのような思いをしたくないと言っていました。
「311の後は地味に忙しかった」と翻訳会社のI社長。病院での通訳です。放射能の影響を受けていないかと受診する外国の方が結構いたそうです。東北から遠く離れた沖縄でもこんなことがありました。
その他にもお世話になっている内科のドクターが被災地に支援で入ったり、アナウンサー仲間が被災地で放送ボランティアに行ったり。夫婦で被災地に足を運んだ方もいました。私の周囲はこんな感じですが、実際はもっとたくさんの行動があったでしょう。
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