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斧を振り降ろした老婆に哲夫と伊藤が攻撃をしかける。
斧を振り回すその姿を見た中学生達は悲鳴とともに走り去った。
2人を相手にする老婆の後ろから義之が脚めがけて鉄パイプを叩きつけた。
老婆の体勢がぐらりと崩れる。
「ナイス!!」
言いながら伊藤が老婆の頭に鉄パイプを直撃させた。
さらにぐらっときたところに哲夫の斧が右腕をとらえた。
老婆の斧を持った手が床に落ちる。
あとは相手の身体が砂のようになるまでメチャクチャに叩き、切りつけた。
義之の腕時計の針は3時を過ぎていた。
日の出まで、果てしないような感覚の悪夢が続く……
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