1話

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そうしていくうちに、少しだけ目を瞑ると、風の音が心地よくなる。 「…気持ちいい…ん?」 風の音に混じって、誰かの足音が聞こえてきた。 普段は誰も来ないこの場所に、初の訪問者。 あーあ、誰か来ちゃった…と、思う反面、嬉しさも込み上げる。 つい、閉じていた目を開き、その人の姿を見てみる。 すると、目の前にいた人は、この学校の生徒ではなく、他校の生徒だった。 性別は男性。
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