1人が本棚に入れています
本棚に追加
熱い……そういう認識しかないアリカを前に、苦笑いするしかないヨシヲ社長。
「まぁ、下手すりゃ死ぬじゃろうな」
「ヒエー……大変だなァ」
「まぁ安心せぇ、しっかりと何重にも対策はしておる」
自信あり気に「ポンポン」とスーツをはたくヨシヲ社長の顔は今でも忘れられない。
細身のスーツではあるけど、その形状全てに意味があるんだなぁとおバカながらに感心してたよ。
「まぁ、コイツは今ワシの身体形状に合わせて作り込んであるが、ちょいと調整加えればなんて事はねぇ……近い内にデモンストレーションを行う予定だ」
「ほほーう!! で、誰が落ちるの?」
「何言っとる、お前さんしかおらんじゃろが」
それを聞いた途端、アリカは固まった。
そりゃそうだよね、何も理解出来てない彼女からしてみれば「とりあえず死ね」って言われてるようなもんだし。
最初のコメントを投稿しよう!