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立ち上がりリビングダイニングに向かうと、汚れ物は全てキレイに片付けてあった。
アチャー、何から何まで高村くんにやってもらっちゃった。
仕事が忙しい高村くん、今朝だって体力を使っただろうに…
主婦失格だなー
赤ちゃんが生まれたら、暫く働きにも行けないから、シングルマザーの専業主婦もどきになるのに…
そうだ、現状を父母に説明しないと、きっと結婚はいつかいつかと待っているだろう。
明日は土曜日父も家にいるだろう。二人が出掛けないように、電話を入れておこう。
高村くんが帰ってるときは家にいたいから、ちょっと大変だけど、日帰りだ。
「もしもし、夕貴だけど」
「夕貴、どうしたの?高村くんとは話せた?」
「うん、その事で明日母さんたちに話したいことがあるの。
二人、家にいてくれないかな?昼前には行けると思う。」
「分かったわ。
泊まっていくの?」
「いや、話が終わったらすぐ帰る。」
「そう、今どこにいるの?夕貴のマンション?」
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