「サンドイッチワーク」

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「サンドイッチワーク」

仕事についての価値観は、私は大まかに2つあると思っている。 一つは「やむを得ず遂行する人生の義務」、もう一つは「あくまで人生の燃料として遂行する踏み台」。 伝わりやすく言い方を崩すと、「お金のために働く」か「自分のために働くか」の違いだ。 多くの人は前者になってしまっている気がする。とりあえず稼がないといけないので自分に合っているのかさえ分からないまま働いていたり、合っていないとは思いつつも辞めてしまうのがなんとなく億劫で、そのまま続けてしまっている人もよく見かける。 ここからは私の「仕事」への考え方について語る。おそらく前者側の方が読むと苛立ちを誘う内容になっているのでご注意願いたい。 私はよく「楽しそうに仕事するよね」「本当によくできるよね」「毎日数字とれるのすごいね」と言われる。 なぜ私が仕事の成績を上位で維持できるか、それは自分に合った仕事をしているからだ。自分の「得意」を把握していて、これなら絶対にできると確信を持って転職してきたからだ。 数年前までしていたのは時給850円のパートの仕事。勤務内容が楽しかったし何の問題もなく長期間そこに在籍していたのだが、転機は突然やってきた。 「あれ?私の接客って、時給850円じゃないな」 そう思い始めたら行動は早かった。運が良かったのもあるが、当時よりずっと高等な接客を求められる職場へ就職したのが「あれ?」と思ってからたったの2ヶ月後。勤務内容は私の好きなことばかりでかなり充実しているし、それによって成績が全国でも上位に入るとさらに嬉しい。 また昔から常にポリシーにしているのが「趣味の合間に仕事をする」ということ。私は多趣味で仕事以外にやることがたくさんある。1日24時間では全く足りていないほどだ。その趣味の合間に自分を高めることのできる勤務内容の仕事をすることで、自らの価値を再認識し趣味にまた没頭できるようになるのだ。 こんなことを言っていると自惚れているように見られるかもしれないが、ではいったいどれだけの人が自分の「得意」を形にでき、人生に活かすことができているだろうか。人に言われたことだけでなく、自分のしたい仕事ができている人がどれほどいるだろうか。私は今の大好きな仕事をしながらも、次の職場のことを考え資格の勉強をしている。今年になってから、些細な資格ではあるが1つ取得した。伸びることができるうちに大いに伸びてやろうと思っている。 などと偉そうに語ることが普段ないので、慣れないことに背中がかなり熱くなっている。情けないが文章を公開する頃は手が震えるほど緊張していることだろうと思う。当初はもう少し語る予定だったがここで止めておく。
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