第三回・キャラクターができたし、対話させてみよう

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第三回・キャラクターができたし、対話させてみよう

 早い物でこの講座もそろそろ折り返しです。  簡単に前半部分のおさらいをしてみましょう。  まずライトノベルとは何か。  これは魅力的なキャラクターが織りなす娯楽小説、と定義しました。  次に物語の肝になるキャラクター作りですが……  これは「好き、嫌い」の具体例を挙げてもらい、それぞれに理由を与えていくというのが、入門者にとっては簡単で分かりやすい方法と説明し、そしてキャラクターを実際に作ってみました。  余談ですが、世の中にはTRPGというゲームがあります。  読んで字のごとく「卓上で(テーブル)役割を演じる(ロール)遊戯(プレイングゲーム)」です。  キャラクターメイキングなどの参考になると思いますので、執筆活動される方は実際にやってみる事をお勧めします。  さて…… そろそろ本題に入っていきましょう。  キャラクターを対話させる。  ………対話させるとなると、もう一人キャラクターが必要でしたね。  まぁ、いいや。 「でも、どうやって会話すれば良いのか分かんないや……」 「大丈夫、思ったことを順番に口にしていけば良いんだよ。そこは普段の会話と一緒だって」 「でもさぁ…… 下手な事を言って、嫌われたりしたら、嫌じゃない……?」 「うーん、それはそうだけど、何をやっても嫌う人が居るのは変わらない事実だよね。  大声で嫌い嫌いって言う人を相手にするのは神経をすり減らすだけだし、特定の相手がいないのなら、その『何かをやった時』に好意的な反応を返してくれた人に向けてアプローチする方が建設的だよ」 「そういうもの? そんなに簡単に割り切っちゃって良い物なの……?」 「うん。好きって言ってくれる人が居るのに、わざわざ『嫌い』って言ってくる人を相手にする必要なんてないよ。  それに、言いたいことがあって行動したのは、それだけで賞賛されるべきだしね」  前回のキャラクターを使って簡単に会話させるとこんな感じでしょうか。  一応、前回作ったキャラクター、キャラクターの幼馴染の順で交互に話している想定になります。  この時に「語尾が『……』になる」「最初に短く応えてから返答する」などの口癖を付けるとソレっぽくなります。  今日の所はこんな所にしておきましょう。
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