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早速やってみましょう。
「でも、どうやって会話すれば良いのか分かんないや……」
帰り道を歩きながら、彼女はそう言って目を伏せた。
「大丈夫、思ったことを順番に口にしていけば良いんだよ。そこは普段の会話と一緒だって」
「でもさぁ…… 下手な事を言って、嫌われたりしたら、嫌じゃない……?」
幼馴染は努めて明るく彼女を励ましたが、彼女の反応は鈍い。
「うーん、それはそうだけど、何をやっても嫌う人が居るのは変わらない事実だよね。
大声で嫌い嫌いって言う人を相手にするのは神経をすり減らすだけだし、特定の相手がいないのなら、その『何かをやった時』に好意的な反応を返してくれた人に向けてアプローチする方が建設的だよ」
「そういうもの? そんなに簡単に割り切っちゃって良い物なの……?」
不安げに彼女は幼馴染の顔を見る。すると、グッと拳を握りながら幼馴染は力強く頷いた。
「うん。好きって言ってくれる人が居るのに、わざわざ『嫌い』って言ってくる人を相手にする必要なんてないよ。
それに、言いたいことがあって行動したのは、それだけで賞賛されるべきだしね」
こんな所でしょうか。
今回は三か所しか加えておりませんが、小説をするときには様子を見ながら加えてみてください。
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