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鈴木「………ズズッ」
最家「えっ!?…鈴木さん泣いてるんですか…?」
鈴木「25年モスキートクロスの実況をしてきてこんなに感動したのは初めてです」
最家「そんな長い歴史あんの?この競技!?」
鈴木「あれは『モスキートクロス(ペア)』で飛鳥選手のバディを務めた、茶木選手のふんどしです」
最家「…」
鈴木「茶木選手はオリンピックでモスキートクロスが正式種目に選ばれた事を誰よりも喜び、今大会へ向け静岡の牧場で猛練習に励んでいる最中、日本脳炎で帰らぬ人となりました」
最家「…蚊に刺されすぎたんですね」
鈴木「飛鳥選手はその意思を受け継ぎ、彼のふんどしで決勝を戦うことを決意したのでしょう…さあ、この駄文の作者がそろそろ面倒くさくなってきたみたいなので試合開始です」
最家「…」
鈴木「まずは選手二人、ガラス張りのモスキートルームに入って行きます…
おおっとぉ!ジョセフ選手、ブーメランパンツの両端を……
肩に…肩にかけた!!
難易度SのVアクセルだ!Vアクセルを出してきた!!!ドヤ顔です!」
最家「誰か止めてーあのアメリカ人誰か止めてー」
鈴木「ジョセフ選手やや優勢かっ………いや!あれはっ!」
最家「飛鳥選手がふんどしに手をかけた……」
鈴木「飛鳥選手がふんどしをほどいていきますっ!これは…」
最家「降参ですかね…着衣は最低1枚は…」
鈴木「いやちがうっ!!!あれはっ!あれこそはっ!」
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