戦えハケンジャー

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20XX年 突如として外宇宙から地球侵略が始まった 敵の正体、規模、いずれも不明のまま、逃げ惑い混乱する人々は、地球外生命など存在しないとしていたおごりへの戒めとさえ思えた 現行の兵器はまるで歯が立たず圧倒的科学力を見せつけられるだけの結果となった 事態を重く見た日本政府は秘密裏に組織し有事に際し備えていた「旧地球防衛課」への出動を要請 敵の生態、特徴を知り尽くす司令官・矢追の指揮の下、敵を一時的に退ける事に成功するのだった 矢追は対侵略生命体防衛チーム 「ハケンジャー」 を組織し、国内の敵の工作活動を阻止という任務にあたらせた 今日も本部への一本の電話から物語は始まる ジリリリリリリン 矢追 「はい、ひみつ基地です」 「…はい、はい。わかりました。いきます」 ガチャン ナカマツ 「出動ですか?司令官、つか、いい加減、黒電話買い替えましょうや」 矢追 「うちも民営化するまでは結構な額の予算をさいてくれてたけどな…知ってるだろ?ナカマツ博士」 ナカマツ 「そっすよねぇ、不要とみなされ民間に切り離されたとたんに侵略ですからねぇ… 中央の奴ら慌てたでしょうねぇ……今はいわゆる三セクみたいな形になっちまってるけど、奴ら本当はウチを防衛省に戻したいんでしょうねぇ だけど国民の目もありまさぁね、行き当たりばったり政治が露呈しちまいますもんねぇ」 矢追 「ナカマツ、愚痴はいいから早く彼らに召集をかけるんだ」 ナカマツ 「へいへい、俺だって公務員だったのになぁ…」
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