戦えハケンジャー

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苦悶の表情のヴン・シューンが反撃にでる ヴン・シューン 「ちきしょう…これでもくらえ!!」 ヴン・シューンの背中の砲台が再び火を吹いた ズドンッ!! パラパラパラパラ… 再びばらまかれる大量の写真 ヴィリジアン 「うっわ…またかよ…まじ勘弁してくれよ…結構まだブルーなんだけ…あれ?この写真に写ってるの…矢追…指令…?…一緒に写ってる女性は…奥さん…かな…」 ナカマツ 「いや、奥さんとはちが…」 ボゴッ!! ヴィリジアンからの映像から全てを把握した矢追は 凄まじい速度の裏拳でナカマツのアゴを砕き 少しうつむいたあと 冷酷な笑みを浮かべ 今までに見たことがない程の的確、迅速な指令を下した モニタールームのスタッフは後にこう語る 鬼神のようであった…と 矢追 「ヴィリジアン、これより技術上の理由により5分間そちらからの映像が断線する、その間、全写真を回収せよ、その後目標を殲滅、骨も残すな!」 ヴィリジアン 「……ハァ、了解…しました」 ばらまかれた写真を必死に集め奔走するヴィリジアン ヴン・シューン 「(ハァ…ハァ…この隙に巨大化してやる…)」 ようやく最後の写真を拾い上げるヴィリジアン ヴィリジアン 「あの…指令…?この一緒に写ってる方は…」 矢追 「ともだちだ!そんぬことよりヴン・シューンをみろんだ!」 ヴィリジアン 「なんか…焦ってんなぁ…って、うわっ!こいつ!」 ヴン・シューンが小刻みに震え力を溜めている ヴン・シューン 「遅かったなっ!巨大化するには充分な時間じゃったわ!捻り潰してくれるわ!」 ヴィリジアン 「なにっ!!」 ヴン・シューン 「グヘヘヘへ!!!」 「パンッ」 ヴン・シューンが二倍程度まで巨大化した時 乾いた銃声が夕暮れ前の赤みがかった空に響いた ブロロロ ヴィリジアン 「…矢追司令…帰還します…結局、誰も加勢には来ませんでした」 矢追 「流石だハケンヴィリジアン…1人で怪物を倒せたか…」 ヴィリジアン 「いや…近くに居た、警官の方が射殺してくれました……」 矢追 「そうか…」 ヴィリジアン 「怪我はないか?と、とても優しくしてもらいました…」 矢追 「……そうか」 ヴィリジアン 「辞めさせてもらっていいですか?」 END
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