5、釛珠玉

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5、釛珠玉

その日の娘は、真夜中の闇に紛れて、そっとやって来たという。 龍に会わずに釛珠玉を置いて立ち去ろうというわけだった。 しかし、娘の匂いに気づいた龍につかまって、 〝なぜそんなことをするのか〟 と問いただされた。 すると娘はしくしくと泣き出して、 〝あなた様にお別れを言うのが辛すぎて会わずに行こうと思いました〟 と重い口をひらいて話しを続けた。 image=512090421.jpg
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