春の中
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巻き毛の少女も、キョロキョロと辺りを見回します。 どこかで、パチパチと何かがはぜるような音がするのです。同時に、何かが焦げているようなにおいも漂ってきます。 途切れていた音楽は、またすぐに美しく鳴り始めました。 春の陽光の
下
(
もと
)
、ふわふわとそびえる桜の雲は気だるい空気をまとったまま、世界は
醒
(
さ
)
めない夢の中。 「何事ですの?」 その場で顔を見合せる少年少女に代わり、爺やが口を開きます。
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