マリアの成長

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一応運動部があるが、大会ではシード校に選ばれない。その代わり、大学進学率が高く卒業生は教育や政界に進出してる。そんな時、マリアは英語弁論大会に出場して賞を取り新聞に載った。取材班のインタビューを受けたマリアは、ニュースになった。この学校では過去にもこういう手の大会に出場して賞を受賞するので一つも珍しくはない。 後に校内の新聞にも載って廊下に掲載された。他に科学部や吹奏楽部、合唱部、書道部なども載せてあった。 バレエ教室の発表会にも出場してそれも新聞に載った。時間が足りないでいるマリアにとって3年間はあっと言う間に過ぎた。 マリアは外国語大学へ進学するために上京した。バレエ教室ともお別れになり、両親や生徒たちに見送られて下宿先に入った。荷物の整理して、使い勝手がいい部屋に整えてから入学式の日が来るのを待った。 入学式を迎えたマリアは、フランス語学科で学ぶ事になった。既にトリリンガルであるマリアには、もう一つ言語が増えるだけである。3級検定試験を受けたマリアは、航空会社が求める語学力に届くよう次の試験に挑戦する日々と格闘した。 2級に合格したマリアは就活を始めた。就職難の中、一つ一つ面接を受けたマリアは、フランスの航空会社に内定した。 大学を卒業したマリアは、航空会社で働くことになった。そこからは、女の世界に揉まれることになるのである。
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