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乾パンマン
「だいぶふやけてきた…ふふふ、さぁ食べな」
ブタ夫
「うっく…へっく…ありがとう…でも…お兄ちゃんびしょびしょだよ?」
乾パンマン
「そんなこといいから早く食べな、味は悪いが腹の足しくらいにはなるだろう?」
ブタ夫
「はぐはぐはぐ…」
乾パンマン
「ははは、たっぷり食べな」
ウサコ
「あなたは…」
ニャンコ
「ちょっと!!ウサコ…」
乾パンマン
「?」
ウサコ
「アンパンさんの…弟さん…ですよね…?」
乾パンマン
「ああ、ウサコさん…恥ずかしいところを見られてしまいましたね…」
ウサコ
「どうして…水を…?」
乾パンマン
「ああ…この子が腹空かしてるのを見つけたんで……ほら、僕、乾パンだから頭硬いでしょ?だから水でふやかして与えたんです…」
ウサコ
「そんなびしょびしょになってまで…
優しいんですね…」
乾パンマン
「ははは、そんなことないですよ、乾けば元に戻りますし
あ、今何時ですか!?」
ウサコ
「6時5分前くらいですよ?」
乾パンマン
「いけないっお店が閉まってしまう、急がないと、ワックスを買いに…
失礼します!ボウズ、またな」
ブタ夫
「アリガトお兄ちゃん!僕テレビの中のアンパンより乾パンマンの方が好きだよ」
ウサコ
「顔が濡れたら飛べないのでは?」
乾パンマン
「走って行きます、では」
ニャンコ
「ウサコ~あんた何考えてんのよ…」
ウサコ
「乾パンマン……さん」
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