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アムパムマン
「…おい、まてや
別に食わせないとは言ってないだろうが
ただな、おっさん、人にものを頼む時の礼節ってやつをお前にわかって欲しかったんじゃい!人として絶対に欠いてはならないものがあるんじゃい!お前はカバだが
ホラ、もう一度ちゃんとお願いしてみろや」
カヴァ夫
「…………
森に迷い空腹でもう歩けません、アムパムさん、どうかあなたのパンで出来た顔を1片譲って頂けませんでしょうか…」
アムパムマン
「…ふん、やれば出来るじゃないか…
ホラ!食え」
カヴァ夫
「…でも……ギーなんです…」
アムパムマン
「あぁ!?聞こえるように言わんかいっ」
カヴァ夫
「小麦アレルギーなんです」
アムパムマン
「…は…はは…
なあ、ちょっと話を整理しようか」
カヴァ夫
「……」
アムパムマン
「お前は森でさ迷って腹が減って動けないからアムパムさんに声をかけた…
ここまでは間違いないな?ん?」
カヴァ夫
「間違いないです」
アムパムマン
「礼儀を知らないお前にアムパムさんが人へのものの頼み方を教えてくれて、顔を食べて良いと言って下さった…な?」
カヴァ夫
「…はい」
アムパムマン
「そしたら、この鯨偶蹄目反芻亜目カバ科は小麦アレルギーだという…ん?おかしいよな?」
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