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待つ事30分...女子の買い物は長いと聞いたが、これ程までとは思わなかった翔貴はスマホ以外何も用意してなかった。よって、待ち時間の大半は暇な時間となり、どうやってこの時間を潰すかを考えていた時、漸くはたてさんが出てきた。
「御待たせ。どうかな?」
『そこにいたのは天使だった(by佐藤翔貴)』
妹のお古でも十分可愛いと思ってたが、やはり服によって変わってくるのだなと初めて実感した。
生憎、翔貴は先程説明した通り、ファッションに関しては一切判らないので、服の種類は白のワンピース、という事しか分からないのが残念である(作者もファッションに疎いのが原因)
んで、買い物をあらかた終えた一行はフードコートで昼食を取る事にした。案の定周りの視線を釘付けにするはたてと翔貴だが、はたてはそんな事より、外の世界の文明に興味しんしんだ。
翔貴はラーメン、はたてはミートスパゲッティを食べつつ、今後の事について話始めた。
「取り合えず、帰る宛はあるのか?」
「無いわね...賢者も探してはいるんだろうけど...」
「その賢者が見つけない限り帰られないと。」
「そうなるわね...」
ううむ...と考えていると、結構な時間になっていた。
「おっと...そろそろ時間だな。はたてさん、行きまっせ。」
「そうね...」
はたてさんの様子がおかしい事に気付いた翔貴は少し考えて...一言
「まだ見て回りたいんですか?」
「ソ,ソンナコトナイヨ...」
「本音は?」
「もう少し見て回りたい...かな。」
時間を見て翔貴は
(明日休みだしいっか)
と考え
「そんじゃ、行きますか。ただし、後1時間だけにしてくれい...。」
「ありがとう。じゃあ向こうに...」
結局、ショッピングセンター巡りは2時間続きましたとさ...
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