第2章 異世界デビュー☆若返った俺

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『ちぃとばっか色気は足りねぇが、俺が仕込めば高く売れる』 「はぁっ!?」  抱き込まれて、臭い湿った息が肌に当たる。おぞけが走り、気色悪さに鳥肌が立った。 「なにすんだっ!?やめろっーー!」  暴れた俺を片手で押さえ込む大男と地面との間で、身体が潰れそうだ。息が苦しくなり、砂利や小枝が背中に刺さって痛む。  目的を持って、ジャージの下に手を入れ込んで来る大男に、俺はどうしようもなく追い詰められた。 ーー冗談じゃないっ!なんで俺がっ、当麻以外の男なんかにケツを掘られなきゃなんねぇんだ!! ーーくそっ!何かっ!  武器を探した目の端に、▼マークがあるのを見つける。  意識を向けた途端、簡単に<ステータス画面>が目の前にひろがった。 ーーどこまでゲームな夢だっ!!  毒づく俺のステータスは最悪な状態で。 名前:アキホ 職業:性奴隷 Lv.1  HP10/MP1 装備1:ジャージ上下 装備2:性奴隷の証 習得技:Lv.100  小悪魔のおねだり ーー小悪魔のおねだり!?なんだそれっっっっっっ!!!!!!  ネーミングセンスが悪すぎる。
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