13/13
前へ
/173ページ
次へ
 天宮を置いて二人は話をし、そのまま宇津保はうつぼさんの隣りへと腰を下ろした。  混乱している天宮と視線が合えば、宇津保は居た堪れないような表情をしつつも、真っ直ぐと天宮に視線を向け、 「こんばんは夜酒さん。俺が〝本物〟のうつぼです」  そう言ったのだった。 ⑩―――終了
/173ページ

最初のコメントを投稿しよう!

704人が本棚に入れています
本棚に追加