ホワイトリベンジ

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「く、クリームは甘いの……でもね、サンドしてるこれがしょっぱい……」 充ったら、肝心のところで塩と砂糖間違えたわね……。 「で、でも特別な人って、好きって言ってくれたんでしょ?ならあんたの返事次第になるけど」 「あ、そっか。じゃあ嫌がらせじゃないんだね」 優香はそう言って嬉しそうに甘じょっぱいマカロンを食べた。 私はメールで充に、マカロンの塩と砂糖を間違えていた事を伝えた。 翌日、充はもう一度マカロンを作り直して優香に渡したそうよ。 今度は間違いなしの美味しいマカロンだったって優香も嬉しそうに話してたの。 やれやれ、これで私のキューピット役もおしまいね。 ふたりが幸せになれるのを、せいぜい祈っとくわ。
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