前夜の緊張

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いよいよ明日、新しい配属先が告げられる。 そのことですぐ頭がいっぱいいっぱいになる。 なんせ新しい配属先は営業。 この営業という部門は10年ほど前に部門を廃止して以来営業部隊がおらず、経営者が気が向いたら営業まがいな事をしている程度。 そんな部門を復活させ、営業でバリバリ仕事を取ろうという経営計画になったそうな… その第一号に自分が選ばれたのだ。 栄誉なこと? いやいや、えらいこっちゃですよ。 入社以来15年業務管理、主に外注と内製化の管理一筋。 営業なんてやったこともない。 そんな自分がなぜ営業に配属されるのかに、理解に苦しむ。 3/15 運命のひと声が始まろうとしている。
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