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黒田が悲痛な声を上げる中、やはり突如として赤井と蒼と黄山がこれまた陶然とした表情になったかと思うとコクピットに入り始めた。
「あ!おい!・・・あ・・・」
三人の乗り込む姿を制止しようとした黒田パイロットも突然陶然とした表情になったかと思うと、コクピットに入っていく。
「「「「あああああ!」」」」
今全員がアナリオンの操縦システムを強烈な快感と共に理解していた。
そして長官は操縦に必要な『変性意識誘導剤』の効果に満足して首を縦に振る。
先にシュミュレーターモードのコクピットに乗り込んだ緑川兄弟が『アナリオン四号機』のアクティベート作業を進めていた。操縦桿から直接脳に流れ込んでくる操縦マニュアルを、その通りに作業を進める。
「兄貴、イイぜえ!双子だからかねぇ。くー、相性ばっちし!」
鼻息も荒く火器システムを起動させていく弟。
その弟に自ら腰を撃ちつけながら喘ぎ声を途絶えさせること無く操縦駆動系システムを起ち上げていく兄。
「あ!あ!そこ!そこイイ!」
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