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「国王陛下、街の少年達を連れてまいりました」
「ふむ。ついにこの時が…。今年は上物にありつければいいのだが、服を全て脱がせて並ばせろ」
ニタァと笑みを作り兵に命令する声が聞こえ視線を向けるとそこにいたのは市民の金で丸々と太った男が大きな椅子に踏ん反り返っていた。
ーー今年…?この街では少年狩りでもあるのか…?面倒な時に来てしまったようだ。
召使い達が少年達の服を剥がしていく。
冷めた目をした少年に召使いは手を止めた。
「お前は大人しいな。薄汚れているな、ホームレスか?…フッしかしなんて冷めた目をした……おぉ…よく見ればかなりの…」
「早く並ばせろ」
「は!はっはい只今!」
少年達を整列させた後召使い達は両サイドの壁に整列した。
それを確認し終えると国王が高らかに言い放った。
「よくぞ我が城へ来てくれた。お前達に来て貰ったのは他でもない。私の新しい性奴隷になって貰いたく来て貰った次第だ。
だが、奴隷は選ばれしものだけだ。私は美しい者が好きでねぇ。だからお前達にはそこの台に立って自己紹介をして頂こう。さぁ一番前の君。台に立ちなさい」
まだ状況が読み込めず恐怖に怯え静かに泣く少年達、
カチッ。
「!…」
国王の両隣りに銃を構えた兵士達が現れ。台の上に立った少年に銃口を向ける。
「さぁ。名前は?」
恐怖に声が出ない少年。
「…ぅぐ…」
バキューン。
「!!」
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