第1章 出会い

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「久しぶりだね。元気?」 「うん。最近はレポートとかも落ち着いてできるし、バイトも忙しいけど」 「なんかまた痩せたように思うけど、ご飯たべてる?」 心配そうに顔を覗き込む彼の顔立ちは、とても綺麗で、モテるのがわかる。 私はそういうのには興味ないけど。 「夜は食べないで寝ちゃうことが多いかな。でも、朝ごはんはちゃんと食べてるから大丈夫」 「ちゃんと食べないとだめだからね。ま、もうすぐ春休みだし、もう少しの辛抱だけど」 ふっと笑うと、携帯をいじり始め、そうこうしている内に電話してくると席を立ってしまった。 またしても暇になってしまった私は、春休みにどこに行こうかと検索し始めた。
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